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母76歳の年
症状
- 右足を引きずるような歩き方をする。
※背中、腰、骨盤、脚すべての検査で異常なし。
詳細状況
認知症の症状として特筆すべきことはこの頃ではもうあまりありませんでした。
ただ昨年に引き続き、年明け早々1月にまたデイケアで骨折事故がありました。
母は状態が前に傾く傾向にあり、デイケアでもそのことは把握していたのですが、送迎の忙しさの中で車いすに座らせたまま母を放置し、そのまま前のめりに車椅子から落ちました。
併設の病院でCTスキャンをとり、脳内に出血は見られませんでしたが、私は他に骨折がないか心配で(併設の病院に整形はなかった)、母をすぐに連れて帰り近くの整形外科を受診しました。
レントゲンで骨折はなく打撲との診断でしたが、私は上腕部のに広がる内出血や、母の様子から打撲だけとは考えられず骨折を疑い、デイケア近くの別の病院でもう一度レントゲンを撮ってもらい、左肩骨折が判明しました。そして骨折によると思われる37.8度の発熱がありました。
医師が打撲と診断したにもかかわらず、骨折を疑う私を父は怒りましたが、私にしかわからない何かおかしいという感覚は正しいものでした。しかしこのことで私は、「私が見逃したら誰も母の異変には気が付かない」と、更に自分で自分を追い込んでしまいました。
この年4月、今度は38℃を超える高熱を出し、嘔吐し、私は随分と神経を擦り減らしました。この時訪問サービスなどは利用しておらず往診してくれる医師はいませんでしたので、近所の内科医から熱さましと、抗生物質をもらい対応しました。
平熱に戻るまでに1週間、不安と緊張の日が続きました。嘔吐した日は、寝ている時に嘔吐したものが喉に詰まらないよう、気管支に入り肺炎にならないよう、ずっと横についていました。
振り返って思う事
この時は訪問診療や訪問看護などのサービスを使っていませんでしたので、母の体調の変化があると私はとにかく一人で心配して不安と緊張でいっぱいでした。そして父はその不安を理解し聞いてくれ精神的な支えとなってくれる存在ではありませんでした。でもこの頃の私ははまだ心をひどく病むことなく耐えていられました。
もし、不安であればこのような急な体調の変化にそなえて、訪問診療や訪問看護を検討されてもいいかと思います。それによって精神的に随分と楽になります。まずはケアマネジャーにご相談下さい。
前年から母が笑うことは徐々に少なくなり、言葉発することもなくなり、その代わり大声を出すことが増え、母の笑顔や発語に喜びや幸せを感じていた頃と、状況は変わっていき、その点では介護の中に喜びを見出す機会は少なくなったと思います。
大変な年ではありましたが、私はお菓子やパン作りを始めました。なるべく工程の多い時間のかかるものを選んで、母がデイケアに行っている間の不安を紛らわせるようにしていました。
不安な時は自分が好きな事で集中出来ることがあると気が紛れます。これといった趣味がない方は早いうちに気力のあるうちに見つけられるといいと思います。
