目次
母57歳の年
症状
- 頼まれたことが出来ない
詳細と家族の心境
父が母にお茶をお願いすると、そのお茶を父に渡さず自分で飲むことがあったようです。
この時父が母の病気を疑っていたかはどうかはわかりませんが、後になり、父がこのことを最初の母の異変として書き残していたことを知りました。
この段階で認知症を疑うのは父にとっても私にとっても難しかったと思います。この頃はまだ認知症が痴ほう症と言われていて、広く社会に知られていると状況にはなく、情報にふれる機会も多くはありませんでした。何より認めたくないという気持ちが強かったのだと思います。