目次
母59歳の年
症状
- 写真の撮り方が分からない
- 書類の作成が出来ない
- 自転車を置き忘れたのを盗まれたという。
- 自転車のカギをなくしたというので、家にいた父が車でスペアのカギを持っていくと、自転車をそのままに車で帰ろうとする。
詳細と家族の心境
父が56歳で退職し(非常勤でその後も勤務)ようやく母と二人で旅行に行けるようになった時でした。
母に写真を撮るように頼むと、カメラを構えることなく片手にぶら下げたままシャッターを切ったと、旅先からの電話で父から聞きました。私は怖くなってそのことを電話で伝えてきた父に不機嫌な対応をし早々に電話を切りました。
まだ59歳だった母はこの年に民生委員の仕事を頼まれましたが、書類の作成などが出来ず翌年には辞めてしまいました。私はそのことについては全く関知しておらず、父が一人で辞める話をつけたと思います。ただ家族としてもまだ母の病気を受け入れられずにいたこの時期に、どのように話をしたのか・・・きっと神経をすり減らしたと思います。
自転車の件は後に父の記録からわかったことで、これも私は全く知りませんでした。父は母が病気なのではないかと思っていたと思いますが、私がこの話題を避けていると感じて話をするのを避けたのか、もしくは父も受け入れ難かったのか、二人でそのことについて話すことはありませんでした。