母85、86歳の年 / 私52、53歳の年

症状

  • 食事に時間がかかるようになる
  • 痰が絡むことが多くなる

詳細(2017年)

夏ごろから急に昼食の時に、以前の倍の1時間弱ほど食事をするのに時間がかかるようになり、食事も1~2割ほど残すようになりました。咀嚼の際口から食べ物がはみ出して、うまく口の奥に運ぶことが出来ないといった感じでしたが、夕飯の時はいつも通り上手く食べることが出来ていました。
昼食時はウトウトすることが多かったので、それも原因の一つだったと思います。(睡眠薬を少し減らすなど調整)

痰が絡むことが多くなった時に、訪問診療と看護をお願いしていた病院から、無償で在宅用の吸痰器を貸して頂きました。これによって喉の奥の痰まで届き吸引することでスッキリしてあげることができるようになり、母にとっても私にとっても随分と楽になりました。

詳細(2018年)

昨年に引き続き昼食時に、多い時で4割ほど残すこともありました。その他にも今までストローを使って飲んでいたスムージーやお茶を、いつも通りにうまく飲める時と、うまく飲めない時が出てきました。その為スムージーはスプーンで、お茶は楽のみを使うこともありました。

振り返って思う事、心境と体調

昔の私なら完食出来ないと不安に思い何としてでも食べさせようと思ったでしょうが、長年の介護でそのようなある意味頑張りのようなものは無くなり、無理して食べさせることはせず食べるだけ食べてくれればいいと思えるようになっていました。それに無理をすることはお互いにとってストレスになります。

私の体調は相変わらずで、疲労がヘドロのようにたまっている状態で、度々栄養剤の注射をしもらっていました。
2017年のお正月には、今年一年母の介護を無事に出来るだろうか?私は生きていられるだろうか?と書いていましたが、その年も翌年も何とか介護を続けることは出来ました。

一度は手がしびれて、脳に何か異常があるのではないかと不安になり、初めて母をベッドに寝かせて救急に駆け込んだこともありました。(結果は何の問題もなし)
この間2時間強、帰ると母はすやすやと寝ており、母を一人にすることは避けたいという思いはあっても、もしもの時はベッドに寝かせて外出することも長くなければ大丈夫だということもわかりました。

介護が精神的に辛いことには変わりありませんでしたが、何とかしてこの辛い状況を変えたいと、この先いつまでこの介護が続くかは考えず今に集中すること、そして自分の第二の人生について考えるようにしました。そして2018年の8月下旬頃から具体的に以下の行動を起こしました。

  • 台所の片付け
  • 食器の処分
  • 居間の食器棚の処分
  • 物置小屋の中の片付けと不用品の処分
  • ふすまの張替え
  • 障子の張替え
  • 壁紙の張替え
  • 電気コードの処理
  • スマホの購入(渡英を見据えて)
  • デビットカードの申込

どこにこのような気力があったのかと思うほど、母が起きる前、朝早くから、母が寝た後の夜に、ふすまや、障子、壁紙の張替えをしました。この時にスマホとデビットカードを持ったことは、本当に良かったと思います。それは私の生活を大きく変えてくれました。

スマホもそうですが、なによりカードを持っていなかった私にとって、デビットカードを持つことがこれほどまでに便利とは思いませんでした。
ネットショッピングはもちろんのこと、この後私の人生を大きく変えることとなるパソコンの有料会員になり講座を受けることを可能にしてくれました。