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何の専門的知識もない私ですが、母の為に工夫し作った料理をご紹介したいと思います。母は咀嚼(噛むこと)や嚥下(飲み込むこと)に問題はなく、家族と同じものを食べていましたが、2010年に高熱と嘔吐から体調を大きく崩し一時的に食事が摂れなくなって以降、母だけ別に介護食を作るようになりました。
介護食といっても、最初は何をどのくらい食べるようにしたらいいのか全く分からず、基礎的なことをまず訪問管理栄養士さんに教えて頂きました。
私が介護食を作るにあたり気を付けた事や調理で気を付けた事、献立例やレシピなどをまとめましたので、参考にして頂ければと思います。
少し長くなりますが、動画にもまとめてみましたので、良かったらご覧ください。動画中に紹介した内容については、当ページにも載せていますので、材料などはそちらでご確認頂けます。
介護食で気を付けたこと

介護食の調理で気を付けたこと

献立の基本
- 主食(おかゆ)、おかず、副菜2品。
昼食、夕食は同じ献立。 - 朝食はスムージー
◇旬の果物等5種類
◇低脂肪ヨーグルト
◇牛乳又は豆乳
◇アマニ油
※ミキサーにかけ、アマニ油を出来上がりに少量入れる。 - 水分は1日1500mlを目標に摂取
※お茶(深蒸し茶葉をミルサーで粉状にしたもの)の他に、1日分の野菜(伊藤園)250ml等も含む

おかずの基本
おかずについては、基本の作り方と味付けのバリエーションの組合せで作っていました。

味付けの基本

主食のおかゆ
お粥の作り方の基本と、その他のバリエーションです。


献立例1とレシピ

茶碗蒸し

鯛の中華まんじゅう

ブリの豆乳味噌煮

カンパチの甘酢あん

ブリの煮物

献立例2とレシピ

肉じゃが

アジの照り焼き

鯛のタルタルソース

お正月のお節
介護食を作り始めて初めてのお正月と、その次の年まではかなり力を入れて作りました。その後は同じ内容になり、最後の1、2年はお節を作りませんでした。


あとがき
定期的に行われていた血液検査の結果も、コレステロール値が少し高いぐらいで他に問題はなく、低くなりがちなたんぱく質も基準値内でした。
ただ思い込みが強く、特にカロリーを計算するようになってからは、料理が楽しくなくなっていきました。
- 自分の食事が母の体を作っているという責任
- 基礎代謝に必要なカロリーを摂取できる献立
- 出来る限り自分の手で調理をしなくてはと、市販のお弁当や、介護食用のお弁当を利用しなかった
皆様には私のように自分を追い込むような考え方をせず、時にはお弁当などを上手に利用しながら、なるべく気持ちを楽に日々の料理をして頂ければと思います。
ただ、もしどのように作ったらいいかわからないと言う方の、参考になればと思いご紹介いたしました。